
●ボーイスカウト運動は、1907年にイギリスのベーデンパウエルと20人の少年たちの手により誕生しました。ベーデンパウエル卿は軍人時代、自らが体験したキャンプ生活や自然観察、自然体験を少年たちの旺盛な冒険心や好奇心と結びつけ、そこから開発したゲームや活動を通じて少年たちに自立心や協調性、リーダーシップを身に付けさせ、社会に役立つ人材の育成することを目指しました。この意思を引き継ぎ、ボーイスカウト運動は、青少年がその自発活動により、自らの健康を築き、社会に奉仕できる能力と人生に役立つ技能を体得し、誠実、勇気、自信および国際愛と人道主義を把握し、実践できるよう教育することを目的としています。
●ボーイスカウト運動の特徴
・青少年の自発活動であること
・青少年が、誠実、勇気、自信および国際愛と人道主義を把握すること、健康を築くこと、人生に役立つ技能を隊t句刷ること、社会に奉仕できること、つまり人格・健康・技能・奉仕を四本柱とすること
・幼年期から青年期にわたる各年層に適応するようにし、かつ一貫したプログラムがあること、つまり、年齢に応じたいくつかの部門とそれぞれのプログラムが一貫していること
・プログラムは、次のことを要素とすること
1) ちかいとおきての実践を基盤とすること
2) 班制教育を運用すること
3) 進歩制度を適応すること
4) 野外活動を活用すること
●ちかい
私は名誉にかけて次の3条の実行をちかいます。
1.神(仏)と国とにまことを尽くしおきてを守ります。
1.いつも、他の人々を助けます。
1.からだを強くし、心をすこやかに、得を養います。
ちかいは、自分自身に対して誓うものです。誰か目上の人、服従を強いられた人、自分を庇護してくれる人、ましてや、組織とか機関とか社会とか国とかに対して誓うのではありません。スカウトにとって、名誉がとても重要なのです。自分の尊厳、そして同時に人々の尊厳こそ人間の根源であり、そこを出発点としています。
●おきて
1.スカウトは誠実である
2.スカウトは友情にあつい
3.スカウトは礼儀正しい
4.スカウトは親切である
5.スカウトは快活である
6.スカウトは質素である
7.スカウトは勇敢である
8.スカウトは感謝の心をもつ
おきては「スカウトのおきて」といいます。スカウトとして、毎日の生活の物差しとして自分の行動を律するものです。
●班制度
班は、少人数の少年たちにより編成されます。小グループ活動によって互いに競い合い、助け合い、学びあい、苦楽をともにし、団結力と友情を養うことにあります。
また、ボーイスカウトの班では、
・遊び仲間の、異年齢集団である
・仲間の一人にリーダーシップを取らせる
・6〜7人で、一人ひとりにやる気を起こさせる
・班の運営のために、明確な役割を分担する
●進歩制度
進歩制度には、少年が必ず身に付けるべき共通のものと、各人の得意な技能や好みや趣味を伸ばすものとがあり、いろいろな活動をしながら少年たちはこれらの科目を履修するように動機付けられ、自分で自主的に努力します。少年の努力が実って科目を監修すると、記章が授与されみなから認められるとともに、制服に着用して実行することにより自信がついてきます。絶えず向上するための目標を持たせること、それへの努力を励ますこと、努力を認めてもらえること、これが進歩制度です。
●野外活動
ハイキングをしたり、キャンプに出かけたり、登山をしたり、川や海で活動したり、自然は多くの楽しいプログラムを提供してくれます。晴れの日、雨や嵐の日、星が満点に輝く夜、心に深い感動を呼ぶ日の出、自然は絶えず変化を繰り返し、プログラムにさまざまな味わいを加えてくれます。自然の厳しさ、変化の多様さの中で観察し推理するスカウトの訓練に欠かせないものです。
カブスカウト隊長ハンドブックより